書くことで自分を知り、今まで生きていくために身につけてしまった武器や鎧を手放して、軽やかに人生をリスタートさせる!そんなプロジェクトです。
「内観法」「自己認識メソッド」「モーニング・ページ」「スマートノート術」など各種手法をベースとし、織り交ぜた、シンプルで取り組みやすい内容です。
日本語が読み書きできて、30日間、1日に30分前後の時間が確保できれば、自分の全体性や、ユニークな個性化のたねをつかむことができるでしょう。もちろん個人差はあります。全員とは言いません。
その理由は、ライティング・ライフ・プロジェクトには、たった一つの絶対的ルールがあるからです。
たった一つのルール…それは「何をやるかやらないかを全部自分で決める!」ということです。
他人や社会の常識から距離をとり、ただただありのままの自分を書くことで感じる時間。そこに正解も不正解もなく、あるのは「わたし」だけ。
申し遅れましたが、私、鮫島未央(さめじまみお)と申します。ライティング・ライフ・プロジェクトの考案者です。
このプロジェクトは、ライフ・コーチとして個人向けに提供していたコーチング・セッションをグループ向けに改訂したものです。このプロジェクトになってから、すでに11期を終え、述べ162人もの方が受講してくださいました。
元は2012年より個人向けに提供していたコーチング・セッションなので、10年にわたる実績のある内容になります。
こんな風に書くと、わたしがすごい人のように見えてしまうかもしれませんが、実は…わたしも生きていくために身につけてしまった武器や鎧の重さに負けそうになってもがいた時期があります。
わたし自身がもがく中でライティング・ライフにたどり着き「書くことで再び人生を動かすことができた」という意味では、わたしがこのプロジェクトの第一号でした。
わたし(さめじまみお)は、子どもの頃から内向的な性質で、身体も弱かったので本を読んだり空想をしたりするのが好きでした。日記歴がスタートしたのは小学4年生から。その頃から「書く」おもしろさ、「書く」よろこびというものを体感していたと思います。
”ちゃんと”育ててもらって、”ちゃんと”良い大学に入って、”ちゃんと”仕事をして、結婚して。
わたしの人生はわりと”ちゃんと”していたんです。
でもいつからか、どこからか、「あれ?」と思うようなことが起こりはじめました。がんばっていた仕事も、出産を期にまさかの左遷。育児休暇を終えて職場に戻っても、どこにもわたしの居場所はなく、ポジションにはかつては部下で後輩だった男性が座っていました。さらには、仕事と子育てと家事をがんばっているうちに、育児ノイローゼ気味に。
じゃあ夫と助け合って乗り越えられたかというと、今度は夫も過酷な職場環境でメンタル不全となり、かつてないほど夫婦仲は最悪になりました。小さな子どもをふたり抱えながら、フルタイムで仕事をしながら、別居状態へとわたしは人生の袋小路にどんどん追い込まれていくようでした。
ちゃんと生きてきたのに、頑張っているのに、なぜこんなことに? と、そのときは混乱するばかり。会社が悪いんだ。いや親の育て方だ。ううん全部夫のせいだ。と、外側のせいにして、ただひたすら泣いて怒って、世界ってなんて優しくない場所なんだろう恨む気持ちいっぱいで生きていたんです。
そんなある日、左遷されたクレーム専門のコールセンターの仕事でさんざん怒鳴られながら仕事を終えて、電車に乗っていたところ、目の前にいた男性が突然わたしに怒鳴りはじめたという出来事がありました。
理由はよくおぼえていないのですが、荷物が当たったとかそういうことだったと思います。混み合った車内で、わたし以外にもその男性に荷物が当たっている人たちはいたのに、怒鳴られたのはわたしだけ。
その出来事から、ふと思ったのです。「ひょっとして、わたしになにか原因があるのだろうか」と。
これまでは、だれかのせいにしては「わたしにはどうにもできない」とあきらめていた人生にも、この出来事をきっかけに「わたしにもし原因があるとしたら、わたしが変われば世界は変わるってことじゃない?」という不思議な希望が見えてきたのです。
そこでわたしが必死で取り組んだことは、「自分のことをもっと、ちゃんと、知ろう」ということでした。
そしてそのためには「書く」ということがきっといいだろう、と。
それからわたしは、自分の感じている感情に目を向けるようになりました。これまで我慢して、押し殺していた自分の気持ちを正直に感じて、それをひたすらただ書いていました。
書いていく中で、最初はささやかな癒しからはじまって、やがてほんとうに大きな癒しへ、さらに大きな決意や行動へとわたしは自然に導かれていき、そうしてあるとき気づいたら、
いつの間にか笑っている自分がいました。
いつの間にか感謝している自分がいました。
いつの間にか子どもたちや夫とも良い関係を築いている自分がいました。
いつの間にか天職と思える仕事に出会い、理想のライフスタイルを生きている自分がいました。
それもこれも、「書く」ことと、書くことを通じて「自分を知る」ということを、ただひたすらやってきたから。
書くことも、自分を知るということも、そこからでしか自分の人生を生きることができないんだ、ということがわかったことも、人生の出来事が教えてくれました。
ライティング・ライフ・プロジェクトは、そんなわたしの人生の中から自然に生まれたものです。
さあ、「毎日書く」ワークのはじまりです。ライティング・ライフ・プロジェクトでの「書くワーク」は手書きが基本。
ぜひお気に入りのノートとペンを使ってくださいね。
初回のオリエンテーションメールは届きましたか? それではさっそくはじめましょう。やり方はとっても簡単。ただ書いてみる、というシンプルな日々のはじまりです。
毎日書いているうちに、不思議といろいろなことが見えてきます。自分のこと、他人のこと。内側のこと、外側のこと。目の前にいる、知ってるようで知らなかった自分との出会いを楽しみましょう。
毎週末は、課題の時間。課題といってもそれは苦しいものではなくて、まだ知らないあなた自身を知るための楽しみと冒険に満ちた課題です。自分にそんな機会を与えてあげることこそ、ライティング・ライフ・プロジェクトの価値です。
課題を出したら、ベーシックプランメンバーにはファシリテーターからのフィードバックがメールで届きます。あなたの中に眠っているあなただけの資質・宝・存在の力。それらを他者からの言葉で再認識してみましょう。
初回のオリエンテーションメールは届きましたか? それではさっそくはじめましょう。やり方はとっても簡単。ただ書いてみる、というシンプルな日々のはじまりです。
2022年4月14日 コミュニティFM局「TOKYO854くるめラ」くるめラニュースby北多摩経済新聞
特集:女性の活躍と心について ゲスト出演
〜文字起こし〜
Q:インタビュアー様 A:さめじまみお
Qライティングライフプロジェクトというのはどのような活動なのか教えいただいてもいいですか?
A「書く」という行為を通じて自分のことを知って、自分をより好きになっていくというプロジェクトになっています。
Qどのような経緯から始められたものでしょうか?
Aもともと書くということはすごく好きだったんですけれど、日記とかもずっと書いていたんですが、人生でなかなか物事がうまく回っていかなくなってしまった時期がありまして、家庭だったりとか、子育てだったりとか、いろいろな仕事のことで行き詰まっていた時に、自分でそれを誰にもあんまり言えなかった時に、とにかくひたすらノートに書いていたんですよね。
自分が今どう感じているのかとか、本当は悲しかったとか、感情を吐き出すみたいな感じで、ずっと書いていくということをやっていたところ、非常に癒されている自分っていうものに気付きまして、自分がこれからどう生きていきたいのかなっていう方向性というものもだんだんノートの中で明らかになっていくという体験をしたんですよね。
そういったことを通じて、これはいろいろな人の役に立つのではないのかな?というようなイメージが浮かんでいたところ、ちょうどコロナ禍になって多くの人が、その外側の活動というものを停止していく中で、時代というものが、その自分の心の中だったりとか、内面に潜っていくそういう時間を与えてくれたのかな?というような、直感みたいな感じで思ってサービスとしてちょっとプログラムを形にしてリリースしてみたというのが活動の経緯です。
Qホームページを拝見させていただいきましたら、特に女性に限定という風には文言がないんですけども、参加される方はやはり女性が多いでしょうか?
Aそうですねおっしゃる通り9割は女性ですね。
Qそれは自分の心の中の悩みだったりとか、なかなか表に出せないものを抱え込んでいる方が、わりと女性の中に多くいらっしゃるということの表れなのでしょうかね?
Aその、心の中には皆さん色々抱えてらっしゃると思うんですけれど、それを男性はもしかしたら何かを獲得しに行くとか、乗り越えていくという外側の活動で自分を乗り越えていこうとする方が多いのかなというふうに感じていて、逆に女性は内面を掘るとか感情に向き合うということが、もしかしたら男性よりは得意なんじゃないかなと思います。
Q書く行為で自分を見つめ直すということは、その受講された方にとってどういった変化をもたらしますか?
A大きなところで言えば、本当に会社を辞めることにしましたとか、物理的に家を変えることにしましたとか、物理的な変化を起こす人もいらっしゃいますし、あとは夫婦関係がやっぱり変わったとか、子供との関係が変わったとか、人生のいろいろなポイントで変化というものを皆さんご報告して下さいますね。
Qそれは良い方向に変化していくということですかね?
Aはい、一時的に波風が立つこともあると思うんですよね。自分に正直になっていくということをやっぱり課せられていきますので、これまで見て見ぬふりをしてきたことだったり、言わないようにして穏便に済ませてきたことが表面化していく上では、一時的にちょっと関係性が揺れたりするんですけれど、それは傷の治癒と同じような感じで、本当に回復していくために必要な変化なんじゃないかなと思います。
Q例えば旦那さんとかお子さんがいらっしゃる場合は、その受講された方だけでなくてご家族の方のご理解も必要かとは思うんですけど、そういったところもわりと好意的に受け止められて改善されていくような感じですかね?
Aそうですね、ライティングライフプロジェクト自体は、本当にただただ毎日書いてみるということで、週末にちょっと課題が送られてくるので質問に答えるという、とても個人的な取り組みなんですね。あんまり表立って周りに影響はないと思うんですけれど、受講されたご本人の意識が際立っていくというか変わっていくことによって全体が変わっていくんじゃないかなと思います。
課題を与えられて受講生の方が綴っていって戻ってきたものをアドバイスにして返すというような形なんですか、アドバイスとかはしないですね。一番大事なのはやっぱり受け止めるということで、皆さんあまり自分の話とか自分の本当の気持ちを他者に受け止められる体験というのはしてこないんですよね。やっぱり社会の中では感情的になってはいけないとか、一応建前で渡っていかなくてはいけない部分も多いと思うので、押し殺してきたものが積み重なってきているので、それをどんどんこちらのファシリテーター側に明け渡していただくということをやるんですけれど、それに対してこちらはあまりアドバイスとかをしなくて、その受講生の方は「こういう気持ちだったんですね」という、ご本人でももしかしたら気付いていなかったようなところにちょっと光を当てるというようなフィードバックをやっていきます。
Qもともとその回答というか、正解はないでしょうけども、ヒントのようなものはご自身の中にあるというのを見つける手伝いをするようなかたちですかね?
Aその通りです!
Qコロナ禍でリモートワークなどが増えていって、女性の方の働き方というのもいろいろ変化していると思うんですけども、そういった変化がもたらすその女性の社会進出への影響等はどういう風にお考えですか?
A制度的なこととか、大きな変化というところは、このプロジェクトの中でどうこうできることではないとは思うんですけれど、やっぱり女性の社会進出って、これまでの文脈ですと、いかに男性並みか、男性以上の成果だったり、時間を会社に費やせるか、みたいなところで女性が進出できるかできないかというところが謳われていたのかなと思うんですよね。なので、男性化をちょっと強いられている部分があったかなという風に感じてまして、それが幸せな女性もいらっしゃいますけど、そうでない女性もいらっしゃる訳なので、競い合って男性と何か同じものを獲得したいわけではなくて、社会ってもっと、子供だったりその弱い人たちを含んだ大きなものだと思いますので、そういったものの中で男性と女性が尊重し合って、お互いの立場だったり大事にしているものの違う部分を認め合いながら支え合えるような形が、本当の女性の社会進出なんじゃないかなと思っています。
ライティングライフの中で、「本当はこんなに出世したいわけじゃなかったんだ」という気付きだったりとか、逆にもっと「本当はしっかりキャリアを作っていきたかったのに諦めたんだ」という自分の本当の気持ちが明らかになっていくことで、生きやすい世の中に繋がっていくといいなと思っています。
Q今後のご活動等はどういったご予定をお考えでしょうか?
A活動はライティングライフの主催というものがメインなので、次の11期の開催は5月頃を予定をしているのと、ファシリテーターの方にキャリアカウンセラーの方とか、大学とか高校で進路指導してくださっている先生とか、いろんな立場の方がいらっしゃるので、その方たちと協力して、いろいろな世代向けのライティングライフプロジェクトを作っていけるといいなと思ってます。あと男性の方にもぜひご参加いただけたらと思います。
Qホームページを拝見させていただいきましたら、特に女性に限定という風には文言がないんですけども、参加される方はやはり女性が多いでしょうか?
Aそうですねおっしゃる通り9割は女性ですね。
ライティング・ライフ・プロジェクト考案者
米国IBA認定ボディートーク施術士/インフルエンシャルボディーワーカー/ビジネスプロデューサー/ライフコーチ/WEBサイト構築コンサルタント
「人の本当の幸せとは何か」「人はなぜ生まれてきたのか」これらのテーマに強い関心を持ち、哲学、神秘学、心理学、教育学などを幅広く研究、have(所有)の幸せだけではない、be(ありかた)の幸せ、豊かさについて考えていくことをライフワークにしている。
プライベートでは、15歳の娘と12歳の息子の二児の母。